Art Monday!

英語学童Accessの月曜日、今月は”Canada”🇨🇦がテーマのアート作品を作っています。

先週のDream catcherに引き続き、CanadaのFirst nations(先住民)のアートを作ります…。

こちらの写真は、VancouverのStanley parkにある”Totem pole”です。

今回みんなが作るのは、ミニチュアのTotem poleです。

ラップの芯に、木の粉粘土をつけていきます…

Totem poleは日本でも、観光名所等で模したものが見られたり、学生が学校で共同製作として作ったりしていて、Totem poleという名前や、その形などは比較的良く知られているかと思います。

ですが、Totem poleとは、一体何のための物なのかはあまり知られていないのではないでしょうか?

先程のStanley parkのTotem poleはレプリカで、実際には、Totem poleは広場のようなところにぽつんと立っているものではありません。

Totem poleは、家の柱なのだそうです。

家屋と一体となって家の正面に建てられていたり、屋内の柱だったりと、種類は様々なようですが、本来Totem poleはそれを建てた人や家族の出自、業績、一族に起こった大きな出来事等を記録し、伝えるためのものなのだそうです。

Totem poleが家の中にあるイメージは持っていなかったみんな…。

みんなの家の柱がTotem poleだったら?

“It’s so cool!”

Totem poleは、Canadaを中心とした北米大陸の太平洋側に暮らす先住民固有の文化です。

太平洋岸には、黒潮が運んでくる、暖かく湿った空気により巨木の森が広がっています。その中の、柔らかくて加工しやすい”Red ceder”(米杉)が無ければ、Totem poleを作ることは出来ないのです。

馬に乗って移動しながら狩りをして暮らす草原の先住民は、そもそもTotem poleを作りません。巨大な柱を持って移動は出来ません。

太平洋岸の先住民は、食べ物にさほど困らなかったため、Totem poleを作る余裕も、あったのだそうです。

Canadaと言えば、Salmonも特産物として有名です。

First nationsは、春から秋にかけてやってくるSalmonを食糧とし、冬に備えて燻製にして保存食にもしました。森にはBerriesなど、果実も豊富でした。

Totem poleとは、様々な要素が相まって出来た、独特の文化なのですね。

顔が出来てきました…。

一番上は鳥でしょうか?

Totem poleには、少なくとも一つ、時には数十の彫像が彫られているそうです。

モチーフは動物、魚、鳥、先住民の間で語り継がれる神話や伝説に登場する怪物などです。

彫像の多くは、持ち主の紋章だそうです。

紋章にはそれぞれ意味があります。詳しい内容は、次週お届けします!

お楽しみに!

粘土が乾いたら、いよいよ色を付けていきます!

完成は次週です!

みんなのTotem poleには、どんな意味が込められているのかな?

世界の珍しい文化を学ぶ!

英語学童Accessの、Subject studiesです!

英語学童Access 上北沢

Yoko